五十肩（左肩がちょっと動かしても痛い）
50代女性
【 症状 】
１週間前に左肩に痛みが出た。
動かすと痛く、日に日に痛みはきつくなり
ちょっと動かすだけでも痛くて
寝ると肩の重みで痛みがでるので
寝ることもできなくなり
昨日はソファーに座ったまま一晩過ごした。
【 治療 】
こちらの患者さんのお姉さんが昔から当院に来られていて
4日ほど前にお姉さんの治療をしてる時
妹が、肩が痛くてたいへんやねんという話を聞いていました。
でも妹は極度の怖がりで私が杉原さんに早く行きって何回も言っても
鍼するなんて死んでも嫌！絶対イヤや！て言ってたとおっしゃってました。
なので、よっぽど痛くてどうしようもなくて
勇気出して来られたんやなと思いました。
当院の鍼は痛くないですが
細心の注意を払いながら丁寧に治療しました。
脈診から胸に熱がこもっているのと
身体を診ると背中と特に首周りに硬いところがあったので
首、背中の硬いところをひとつずつほぐして、心包経の詰まりを流して胸の熱を取りました。
心包経とは腕の内側を脇から指先に流れる経絡です。
足のむくみがひどく、湿気を取る経穴(ツボ)を使ってむくみを取る治療をしました。
肩よりも身体の他の部位を治療することで身体が楽になってきて肩が動かせるようになってきました。
2回目に来られた時
治療した日からベッドで寝られるようになり
服も自分で脱ぎ着ができるようになったし、痛みも少しましになったと言ってました。
1回目に来られた時は女性スタッフが靴下を脱がしたり、着替えをお手伝いしてました。
この日は、肩周りの筋肉の癒着を少しずつはがしていく治療をしました。
治療後、肩の運動も少しできました。
3回目の時は仕事もできるようになり
周りの人からそんなにひどい五十肩は１年半くらいかかるって言われてたから
こんなに早く良くなってみんなにびっくりされてるとおっしゃってました。
そしてこちらの患者さん
もともと食が細くあんまり食べられなかったのに
鍼をすると食欲が出てきて不思議と食べられるようになってきたそうです。
東洋医学の鍼灸治療は肩が悪いからといって
肩だけを治療するのではなく、身体全身を診て
その方の身体を良くして健康な身体にしていく治療です。
なので治療をすると
内臓もよくなるし、お肌の調子も良くなるし、気持ちも前向きになり元気が出てきます。
