肩の痛み(五十肩)
50代女性
【 症状 】
2か月前から左肩の痛み、手を後ろに回すと痛い、腕を横に水平にあげられない(側方挙上痛)
最近は何もしてなくても左の腕がジーンと痛む時がある。
繊細な作業の仕事をされていて慢性的な肩こり首の痛みがある。
【 治療 】
手を後ろに回すのが1番痛い、治療の前は後ろで手を繋げないとおっしゃってましたが
この痛みは一瞬で取れました。
治療後、手を後ろに回してもらうと
痛みなく両手を後ろでつなげるようになりました。
2番目に痛みがあった側方挙上痛は半分取れたとおっしゃってましたが
この部位は経絡的に心経と小腸経が関係するところで
こちらの患者さんはもともとこの経絡が悪くなって五十肩を引き起こしたと考えられます。
原因となっている経絡を治療することによって少しずつ治っていきます。
五十肩、腰痛など痛みが激しい時は
鍼は軽く優しく打つのが基本です。
痛みがきついからといって、たくさんしたり、太い鍼を深く刺したりすると返って悪化します。
週に1回通院してもらい
5回目にはほとんど症状が取れ、肩こりも改善されたことで身体が楽になったとおっしゃってました。
五十肩は正式名称を「肩関節周囲炎」といって中年以降の多くの方がかかる症状です。
手を上に上げるのが痛い、服を脱ぐのが痛い、髪をとく時痛い、ちょっとでも動かすと痛い、寝返りが痛くて夜眠れないなどみなさん症状はさまざまですが
このような痛みに鍼灸はとても効果があります。