腰の骨棘による左足側面の痛みとバネ指
60代女性(岸和田市)
【 症状 】
3週間前から、左足の太ももから足首にかけて足側面(足の外側)が痛む。整形外科で腰の椎体にとげ(骨棘)が形成されていると言われたそうです。
左手の親指、右手の中指がバネ指で曲がりにくい。
【 治療 】
おそらく腰の骨棘によって神経が圧迫され痛みが起こっていると考えられるので、腰を良い状態にすることを考えました。
背中から腰、股関節にかけて身体がねじれていたので、ねじれが戻るようにねじれに関係している経絡を金と銀のてい鍼を使って通していきました。経絡の通りが良くなると身体は正常な位置に戻り、悪くなっていた症状が改善していきます。
左殿部がカチカチに硬くなっていたので緩め、痛みが出ている足の反応のある経穴を丁寧に治療しました。
治療後、寝返りがスッとできるようになって
” 痛くてできなかったのに全然痛くなくできるわー!”と喜んでもらえました。
こちらの患者さんは冷えがきつく、足が非常に冷たかったので足の冷えのツボ3か所にお灸をしました。
バネ指は、曲がりにくい指や違和感のある指に接触するだけの軽い鍼をするだけでその場ですぐに痛みは取れました。
一瞬で治ったので患者さんはグーパーしながらびっくりされてました。
次に1週間後に来られた時
足の痛みはほぼ取れていて、バネ指も今の所治ってるとおっしゃってました。
足も温かくなっていたのでお灸が効いてよかったと思いました。
患者さんからは身体が本当に楽になりましたと言っていただきました。
経絡を通すことで気血がめぐり、身体が良い状態になると
1つの症状だけではなく他の症状も改善していきます。
ただ骨や関節の変形は治らないので
変形している部分には負担がかかり
これがまた痛みを引き起こす原因となります。
良い姿勢で生活すること、身体を冷やさないことを心がけて
痛みが出たら早めに治療に来てくださいとお話しました。