交通事故に鍼治療
60代男性(岸和田市)
「 症状 」
4日前、車で信号待ちをしてる時 後ろから追突された。すぐに整形外科を受診し、骨には異常はなく 頸部外傷のむち打ち症と診断されました。仕事を休めないので日に日に痛みが増してきて、鍼治療に来られました。じっとしていても重たい感じがあり、側屈が痛みでできない状態でした。
「 治療 」
脈診では、気血の流れが弱く、冷えもあり身体が大分疲れてるのがわかりました。まず、弱っている腎経の経絡に鍼をして、気の巡りをよくするツボを治療しました。頸部につながる足のツボ、手の先のツボにそっと鍼をして、頸部背部腰部の硬結を治療しました。ほとんど全身のツボを使いました。2回目の治療の時、夜もよく寝れたし、痛みは少しマシになってきましたとおっしゃって、4回目の時は仕事中も痛みが気にならなくなったとおっしゃってました。
こちらの患者さんは、8年前に五十肩で来院された事があり、その時 鍼治療で治ったのを思い出して当院に来て下さいました。
今回来られた時
“ 病院で電気あてたり、牽引したけどこれでは治らんと思ったわ。鍼してもらわなあかんと思って来た。鍼でしか治らんって思うからお願いします。”
と、おっしゃって下さいました。
交通事故など強い衝撃が身体に加わって、検査では異常が見つからないような症状には、鍼治療が有効だと思います。
ただ、一刻も早めに治療した方が予後が良くなることが多いです。
何年も前に遭った交通事故の後遺症で来られる患者さんが時々いらっしゃいます。事故後ちゃんと治療をしてしっかり治さないと後々まで辛い思いをすることになります。
交通事故のケガには鍼治療を早めに受けることをお勧めします。