脈で妊娠がわかります
東洋医学の診断方法に「脈診」があります。
左右の手首の橈骨動脈に3本の指を当てて
内臓の状態から全身の苦痛、経絡の変動を診るのですが
脈診は取得が極めて難しく、一人前になるためには三十年はかかると言われています。
非科学的と思っている人は多いようですが
寝不足、食べ過ぎ、飲み過ぎ、下痢、冷え、頭痛があるなど
脈診ができるようになると
患者さんに聞かなくてもわかってきます。
私も患者さんに脈診をして
食べ過ぎたでしょとか、下痢してるでしょなどといろいろ言い当てることがあるので
何でわかるの⁉️と、患者さんにびっくりされてます。
その脈診の中でもよくわかるのが妊娠です。
お腹に赤ちゃんが宿ると
特有の脈の打ち方になるので
触った瞬間にわかります。
不妊治療で通っている患者さんの脈を診る時は
毎回どうかなぁと期待しながら診てます。
だいたい本人は既にわかっているので
妊娠の脈に触れた時は
すぐ患者さんの顔を見ます。
すると患者さんの顔がニヤけてきて
私もつられて笑顔になり
嬉しさが爆発する瞬間です。
妊娠検査薬で判定が出ただけなんですが
まだ病院には行ってなくて
先生は妊娠がわかるんですか⁇
と驚かれました。
私もその時初めて
妊娠の脈は早い段階から打ち出すんだと患者さんを通して学びました。
不妊治療の患者さんを多く診るようになって
妊娠の脈がわかるようになり
脈診は非科学的なものではないと
改めて確信しました。