整骨院の鍼と鍼灸院の鍼の違い
初診で来院される患者さんには
“今までに鍼をされたことありますか?”とお聞きしてますが
よく耳にするのは
整骨院で少しやってもらったことがあるとおっしゃる方です。
鍼灸治療は本来、東洋医学の医術で
東洋医学の知識や東洋医学独自の診断法に基づいて治療します。
しかし、整骨院や接骨院は
現代医学の整形外科と重なる部分が多く
東洋医学とは異なる体系のものです。
整骨院では痛みのある所に針を刺すことがほとんどです。
東洋医学専門の鍼灸院では
東洋医学の診断から患者さんの病状を把握して
まず、失調している臓腑や経絡の部位に治療穴を取ります。
この「経絡経穴」を介して気・血・水の代謝や五臓六腑の生理作用を改善したり
陰陽のバランスを調節し、正気を回復させ症状を根本的に改善していきます。
お一人お一人必要な治療穴は違うので
脈診をして丁寧に治療を進めていきます。
足のツボで頭痛が消えたり、お腹のツボで肩の痛みが取れたりなど
痛みのある部位を触らずに痛みが取れてしまうのも東洋医学の不思議な力です。
現代医学とは全然違った考えの東洋医学を試してみたいなと思われたら
東洋医学専門の鍼灸院に行くか当院に来てください。
整骨院で鍼治療を受けて治らなくて
鍼は効かないと思われていたら残念です。
整骨院で受けた鍼のやり方とは全然違う本物の東洋医学の施術を
もっと多くの方に知って頂きたいと思ってます。