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夜尿症(おねしょ)

今日は日本小児はり学会の特別講習会がリモートでありました。

京都府立医科大学大学院泌尿器外科学の本城久司先生が

夜尿症診療のガイドラインを説明して下さいました。

小児はりでは

おねしょに困っているお子様がよく来院されます。

今回の講習会で

最近の西洋医学での夜尿症(おねしょ)の治療法について

改定されたガイドラインに沿ってを学ぶ事ができたいへん参考になりました。

夜尿症と定義されるのは

5歳以上の小児で1ヶ月に1回以上の夜尿が3ヶ月続くとなっています。

だいたいが9歳以降には治りますが10歳を過ぎても治らないお子様もいます。

「小児はり」はおねしょに有効であり、

副作用もないのでおねしょを気にしているお子様には治療をおすすめします。

夜尿症のお子様で便秘の子は

便秘が改善されるとおねしょがなくなることがよくあるそうです。

小児はりは身体全身を治療するので

ご飯もよく食べれるようになる、便も出やすくなるので

夜尿症に効果が期待できます。

夜尿症のお子様で

夜間はずっと紙おむつをしている子がいますが、

私は濡れて気持ち悪いというのがわかった方が夜尿症が早く治ると思ってました。

しかし、紙おむつの使用が有益とも弊害とも結論づけるエビデンスはないそうです。

紙おむつをしていてもしなくても変わらないので、

安心して利用したらいいんですね。

夜尿症治療の心がまえとして

あせらない!

起こさない!

怒らない!

病院での治療でも数ヶ月から数年はかかるそうです。

鍼灸治療は8歳くらいまでにされると治りやすいです。

ただ、昼間尿失禁がある場合やおねしょの頻度が高い場合は泌尿器科を受診した方がいいです。

本城先生は泌尿器科で治療されてるお子様に

鍼治療をされて効果が出ているとおっしゃってました。

治療穴など講義していただきましたので

当院でも夜尿症の治療にプラスしていきます。