鍼灸は昔から
昨日は勉強会でした。
甲乙経という西暦282年頃の中国の医学書を読んできました。
冬の寒さ、冷えを受けて発病する症状について書いてあるのですが、
のどの痛み、咳風邪の症状や下半身の冷えやお腹の痛み、痺れ、頭痛など
今の我々と同じ症状なんですね。
2千年近く前の人間も同じようにお腹やのどや頭が痛くなって
鍼とお灸で治していたんですね。
ただ、この時代に鍼灸を受けていた方は
皇帝や身分の相当高い人だけだったと思います。
なので必ず治さなければならないし、失敗できないから
この時代の医師はとても優秀だったということが、古典を読んでいるとよくわかります。
使用する経絡や経穴が書いてあります。
のどの痛みの治療、冷えの治療、頭痛腹痛の治療から養生法なども書かれてますので
この冬の治療に役立てていきます。