鍼灸治療はコツコツと
今日は1年ぶりの患者さんが来られました。
60代の女性です。
ちょうど1年前、コロナの感染が広がりはじめた頃から
ずっと週1回続けてこられた鍼灸治療に来院されなくなりました。
1年以上治療せずにほったらかしになっていた身体は思った以上に悪くなっていました。
まず、身体全体の浮腫みがひどく、この状態で生活するのはしんどかっただろうと思いました。
脈の状態も悪く、以前の身体に戻すのは正直難しいなと感じました。
主訴は腰と足の痛みですが、
以前と同じように鍼をしても治る力が弱くなってるので
症状の改善には時間がかかるなと思いました。
年齢が上がると、治るというのが難しくなる症状があります。
治らないからもう治療してもしなくても同じと思ってる方が多いですが、
何もしないと身体はだんだん悪くなっていきます。
痛みも時々痛かったのが、いつも痛くなったり、
耳鳴りも音がだんだん大きくなっていったり、
ほっとくとジワジワと悪くなったり、ガクッと急に出てきたりします。
現状を維持する事も治療の効果と言えます。
これ以上悪くならないように鍼灸をする。
真面目に治療を続けていくと
症状がだんだんやわらいで、楽に感じる日が増えてきます。
良くなるというのはちょっとずつですね
こちらの患者さん
“ また一から頑張ります! ”
とおっしゃって頂けました😊